一滴。一滴。
古式圧搾製法で絞った『正直油』

お客様へより安心をお届けできるように、「堀内製油」の地元熊本県で油の原料となる菜種を菜の花から栽培しています。
菜の花から収穫した菜種は熱を持っているため、すぐに乾燥させないと種自体が腐ってしまいます。
収穫後の乾燥は大事な工程の一つです。

その後選別し、菜種の持っている香りを最大限生かすため焙煎。
この時、実の状態や大きさ湿度などを見極めその日の焙煎温度を設定し、『堀内製油』の香りに炒り上げていきます。

炒りあがったらすぐ圧搾機に原料を入れ、圧力をかけて絞り出します。
圧力をかけて原料から一度だけ絞った油の事を『一番搾り』と呼ばれ、より自然の味に近いと考え
守り続けている製法です。

搾りたての油には実の皮などの不純物が入っているため、「湯洗い」という工程を行います。
油にお湯を入れしっかり攪拌、しばらく置くと油と水分に分離していきます。
この時不純物は水と一緒に下に沈むので、油と水がしっかり分離したところで下から水を抜きます。
この作業で油の口当たりが変わってくるので、丁寧に行う大切な作業です。

水を取り除いた後の上澄みの油を目の細かいろ紙に通し、一滴一滴ゆっくりと濾過して出来たものが
堀内製油の「地あぶら」です。
素材を壊さず丁寧に作られたなたね油の香りをお野菜など炒めるときに存分に感じることのできる風味豊かな
「なたね油」をご賞味くださいませ。
香りも程よく、熱に強い油ですので、どんなお料理にもお使いいただけます。

豆知識ですが、なたね油には、「なたね油」と「なたねサラダ油」というのも存在しているをご存じでしたか？
JAS規格では0℃の状態で5.5時間以上濁らないものを「サラダ油」と呼べるものとしています。
この時、濁らなくする方法は決められていないため薬品などを使用してもOKなのです。
「サラダ油」は身体に悪いと言われている所以かもしれません。
ですが薬品など使用せず、濾過により透明度を高めた場合のサラダ油は身体に悪いわけではないので
製法まで確認するとことで、安心してお料理に使用することが出来ます。
「なたね油」は精製が少ないため本来の菜種油の香りを楽しめます。
「なたねサラダ油」は濁らなくした分、香りも抑えられていますのでクセがなくお菓子作りや揚げ油として使用することが出来ます。

堀内製油

油を売って70年。初代創業者の堀内義信が確立した圧搾製法を忠実に継承し、産地が明らかな原料を自社工場で自家焙煎、薬品を一切使用せず圧力のみで搾った一番搾りの油を製造販売し続けてきた創業70年の熊本県にある会社です。